5月9日・10日・11日の3日間 ブラザー工業の(写真左)刈谷工場で<工業用ミシン修理講習会>に参加してきました(*’ω’*)
今回は初級&基礎編なので主に縫製工場や服屋(アメリカ屋さん・マックハウスさん等)で使われている工業用本縫いミシンの講習会でした(^^)/
(写真左)こちらは教材用のミシン
<S-7200C-303、中厚用のミシン>です
所々窓があり、内部構造が見える様になっていいます( ゚Д゚)💦
初日前半は縫製原理の講習や修理指導の際便利でした(≧▽≦)
修理もこの機体なら楽なんだよなぁ~💦
(写真左)👈こちらがブラザーの最新型工業用ミシン電子送り本縫いダイレクトドライブ自動糸切ミシンS-7300Aです🎶
講習場所の刈谷工場第四工場の入口に・・・何と!!ブラザーの原点である
(写真左)<麦わら帽子製作用水圧機>と(写真上)<昭三式ミシン>がありました~(≧▽≦)💛
何故に麦わら帽子?
と思われるかと思いますが、ミシン国産化を考えていたブラザー創業者の安井正義氏はその資金調達(当時の金額で150万円*現在なら10億円💦)として当時ブラザーの前身<安井ミシン商会>(正義氏の父 兼吉氏が1908年明治41年開業)の主力事業であった麦わら帽子製造用ミシンの修理で培った技術と水圧機の生産設備は将来のミシン生産にも転用可能と見込み(先見の目がありすぎる💦)からこの<麦わら帽子製作用水圧機>(*熱を加えながら水圧を掛け、帽子を形づくるための機械)を1924年(大正13年)に発売、1928年(昭和3年)には国産本縫ミシンの更なる足掛かりとして<昭三式ミシン>を発売(因みに名称は昭和三年に因んだそうです🎶)し、1932年(昭和7年)に国産家庭用ミシン第一号が誕生しました💛
ブラザー創業の安井正義氏・実一氏兄弟の国産ミシン生産にかけた情熱と思いが今日のブラザーの礎となっているのですね・・・同じ名古屋企業のトヨタ創業の豊田喜一郎氏にも勝るとも劣らないと思います!!
工業用ミシンの技術だけでなく、ブラザー精神を再確認できた有意義な研修でした(; ・`д・´)