今回はブラザー テンディスペシャルです。この機種は昭和最後(63年)のシリーズです。(現行機種で同性能はコンパル700/コンパル900です)
テンディシリーズの中でもこのスペシャルは<端縫いセンサー>が搭載していた機種でした。布がズレてもセンサーが感知し、自動修正 するのです 😯
事前に伺っている症状では
●電源を入れるとディスプレイに<青いレバーを上げてください>と表記され、動かない(縫えない)
です。
<青いレバー>とはボタンホルダー専用のレバーの事(写真左の青色のパーツ)です。本来ならば、これを上げてない時に出るエラーメッセージなのですが、センサーが経年劣化したのが要因です。
分解しセンサー部分(写真右)を確認すると銅板についてるプラスチックが取れそうですね・・・ 😯 、
これにより、レバーを上げていても、センサーが感知せずにエラーメッセージを表記していました。
メーカーには部品がもうないので、(写真右の)このパーツだけを入手・
加工し対応しました(年々、このパーツが入手してこなくなっているので同じ症状のお客様はお早めに修理しましょう 🙄 )
センサー復旧後、各部の点検清掃・注油を行い修理完了です。
他社含め家庭用・職業用・工業用ミシンの修理等、青森県内(秋田県北部・岩手県北部)のミシン修理は弘前ブラザーにお任せください。
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修理日記(13)JUKI工業用ミシン DDL8700-7・蛇の目職業用ネーム刺繍EM2004